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スカーが隙を見計らって飛び上がり
エドの方へと右腕を向けた
しかし
「やめて！！！！」
「！！」
エドはその声で目を見開いた
入り口には、ウィンリィがいたのだ
それを見たスカーも目を見開き驚く
エドとアルはそんなスカーを見て
体制を変えた
「うおっ！！」
エドがスカーを瓦礫まで蹴り飛ばし、
アルはすぐさまスカーの右腕に手を当てて
腕を、瓦礫と固定させたのだ
「...っ！」
「馬鹿野郎！！！
なんで来た！！！？」
エドはウィンリィに向って怒った
ウィンリィが前に進み出ようとした瞬間
ポンと方に手を置かれた
「下がっていなさい」
現れたのはマイルズ
「マイルズ少佐...」
ブリッグズ兵はキメラを捕らえようとしたが
「な、なんだこいつら！？」
そのキメラの体を見て驚きを隠せない様子
「セントラルの連中...
とんでもない実験をしているようだな
そこの柱に縛っておけ」
「アイサー！」
「さて、スカーよ
同属を裁くのは辛いが
貴様のような奴をのさばらせておくわけには
いかんのでな」
ガチャッとスカーに銃を向けるマイルズ
「同属だと...？」
「エルリック兄弟
あとは我々が」
すると横から足音が聞こえた
エドとアルがハッとする
「ウィンリィ！！」
「バカ！近寄るな！」
２人がウィンリィに近付こうとした瞬間
Aが手を広げて、エドとアルの前に出た
「A...っ！」
「お前っ！
止める相手が違うだろ！！？」
Aは横に首を振った
そして真剣な眼で２人を見る
『行かせてあげて』
「何言ってんだ！！」
「そうだよ！」
それでも反発する２人
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