708 ページ16
エドは押しつぶされそうになって、青い顔だった
「お前――待て――！」
「ウィンリィさん
砦で待っていてください
遊びではないんですよ」
ウィンリィは俯いてしまった
しかし、
「分かってます！！
でも...機械鎧を変えたでしょ？
もし作動不良とかあったら困るし
メンテナンスについて行かないと
何かあると、ロックベルの名に傷がついちゃうもの...！」
『(そう言う事...)』
Aはウィンリィの行動に何かを感じたらしく
表情は変えなかったが、小さなため息を一つついた
「！
お前は相変わらず
仕事熱心だな」
エドも感付いたみたいだ
「仕事バカ」
「当たり前でしょう！？」
またいつもの、エドとウィンリィの口喧嘩が始まった
キンブリーはそれにため息を吐いた
「はぁ...いいでしょう
分かりました
同行を許しましょう」
そう呟いて、その場を去るキンブリー
まだ２人の喧嘩は続いていた
「知ってるよ！
機械オタク！」
「機械オタ結構！！」
「「〜〜〜っ！」」
２人はいがみ合い
『はいはい！２人とも
その辺にする！！』
Aが中に入って、２人の喧嘩が終わった
オリヴィエは建物の上から
車が出ている様子を見下ろしていた
車が動き出した
Aは座る場所がないので
アルの膝の上にそのまま座らせてもらっている
「なにが起こるかわかんねーぞ」
「......うん
(でも...待ってるだけなんて
もう嫌...！)」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 34人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
