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「キンブリーが持ってる」
「そうじゃなくて！石の材料は...！」
「分かってる！！」
エドは強い目をアルに向けた
その目をじっと見ているアル
そして正面を向けば、Aもウィンリィに寄り添いながらだが
何かを伝えようとしている強い目がアルを見ている
そしてアルはまた、エドをじっと見ると
「...勝手にしなよ...もう」
「あぁ
A、そろそろ行くぞ」
『分かった
ウィンリィ、それじゃ』
そしてエドとAは牢屋から出て行った
２人はキンブリーに向いた
「決まりだ
仕事、受けるぜ
まずスカーの捜索からやらせてくれ」
「ほぅ
なぜです？」
「スカーはウィンリィの両親を殺した
それに、Aの母親が連れて行かれる
きっかけを作った奴かもしれない
仇を討ちたい」
「なるほど
分かりました」
ウィンリィも牢屋から出させてもらったみたいだ
心配そうに歩いていく２人を見ている
『それと
アルも一緒に連れて行きます』
「あいつはあのナリだから
スカーの人体破壊がきかねーんだ」
「ほぅ...それは便利な」
エドとAとキンブリーは牢屋のフロアから出て行った
「アル...いいの？」
ウィンリィはまだ不安みたいだった
「賢者の石って...沢山の人の命を
犠牲にして造られたんだ」
「え...」
ウィンリィの思考が一瞬停止したが
我に返ったとき、２人が言ってしまった方向を見直す
「大丈夫
兄さんとAは
そんな物を使うつもりはないよ
ボクらは今、シンの練丹術に
元の身体に戻る可能性を探っているんだ
その練丹術使いの女の子が
スカーと共に行動をしているらしい」
「じゃあ
スカーと見せかけて
その女の子を...」
「うん
多分ね」
「そっか...」
ウィンリィの表情が少し落ち着いた
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