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するとアルの頭がスカーに取られてしまった
そして水蒸気の中へと投げ込まれる
アルの頭がパイプの鉄に当たると
大きな爆発が起きた
ボッゴォッ!!!!!
「ぬがっ!!!!」
カランカラン...
「あっ!」
アルの頭が転がってゆく
『アル どうぞ』
「あ ありがとうA」
Aは霧の錬金術師なので
水蒸気の中でも煙の中でも見えているわけで
すぐにアルの頭が見つかった
「もう!!
やるならやるって言ってよ!!!」
アルが頭をはめながら怒っていた
『なんて無茶するんだってね』
苦笑いで言うAが隣にいる
しかしAの表情が一変した
『アル!!避け...っ!!!』
ド ン!!!
「『ぐわっ!!!』」
『かっ...は...!』
アルとAは思いっきり
エンヴィーによって壁に叩き付けられ固定された
その衝撃でAは吐血してしまう
「水素に引火とはやってくれるなぁ!!!」
『く...っ...
はっ...は...っ』
キメラの数匹もやられている
エンヴィーがいるからか
キメラは一向に襲ってこない
エンヴィーは辺りを見回した
「どこだ!?
奴はどこ行った!!!」
エンヴィーは押さえる力を一層強くする
『―――っ!!!
はっ!!
ぐっ...!』
Aは目を見開き苦痛に耐える
アルももがいていた
「知らないよっ!!」
「グラトニー!
臭いで追え...!?」
グラトニーは丸焦げになって口から煙を吐いていた
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