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“VENGEANCE”



壁に書かれた血文字



そして壁に横たわるマルコーと思われる死体




「復讐...クソッ!!
スカーだ!!
マルコーが殲滅戦に関わってたのを
知っていたのか!!」




エンヴィーが持ってきた食事を地面にたたきつけた




エンヴィーが一人怒っている後ろでは




犬と思われるキメラが一匹と




鎖がとれたもう一匹の首輪があった




しかしそのキメラはどこにもいなかった






――――



リザのマンション



エドが椅子から立ち上がった



「A、行くぞ」




エドはベッドに座っているAの前に立って手を伸ばした




その手を取ってAは立ち上がる



『ありがとう』



2人は玄関に向かった



「新しい情報が入ったら教えるわ」




「大総統補佐って人質みたいなもんだろ?
大丈夫かよ」




リザは手を顎に当てる



「前向きに考えるなら
スキあらば大総統の寝首を刈けるって事よね...?」




エドは苦笑い




「おっかね...」



そして扉を開けるとエドが何かを



思い出したように立ち止まった




「あ そだ
大佐に伝言
スカーがまだうろついてるって」




「分かったわ」




『リザさん
何かあれば連絡ください』




「えぇ
Aちゃんも身体には気をつけてね」




『はい』




Aは笑顔で返した




2人が廊下に出て




リザは玄関でハヤテ号とお見送り





「...中尉...」




「なに?」




「イシュヴァールのこと
教えてくれてありがとう」




『私からも
ありがとうございます』




リザは挨拶の代わりに手を振った

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作者名:いちご牛乳 | 作者ホームページ:http://なし  
作成日時:2022年4月30日 17時

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