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「理由...あったんだ」
マルコーがそれについてスカーに聞かせていた
「恐ろしい理由が...」
ここは昔の第５研究所だろうか
中から銃声が聞こえる
中には賢者の石の練成陣が描かれていて
陣の角ごとに人が２人ずつ縛られて置かれている
その回りには白衣を身にまとった研究員
すると練成反応がおこった
「！！」
そしてあたり一面が光に包まれる
「「「うわぁぁぁああああぁぁぁぁああああ！！！！！！！！」」」
人々の叫び声がいやと言うほど耳に入ってきた
そして練成反応が止まると
人々は息絶え、全員死に至った
中央の台には赤い閃光が放たれていた
マルコーはそれをどんな気持ちで見ていただろうか...
するとスカーがマルコーの胸倉を掴んだ
「我等の血を持って
賢者の石を造ったと言うのか！！！？
その石をどうした！！！」
「ゾルフ・Ｊ・キンブリー少佐...
紅蓮の錬金術師の手に...」
「長い黒髪を束ねた...
冷たい眼の男か...？」
「...あぁ」
「(兄者...！！)」
スカーはあの時兄に守られた時の事を思い出していた
スカーはマルコーを離す
「そして！！？」
そしてマルコーに続きを求めるスカー
「せっ
戦局がたった一つの石で変わった...」
キンブリーは石を手にした途端
以前によりも増して恐怖を覚えるようになった
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設定タグ：鋼の錬金術師 , エドワード・エルリック
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