時の翼 12【鋼の錬金術師】 (ページ36)

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普通じゃないエドの慌てっぷり

「２人とも大好きなのは分かるけど
やっぱりどちらかにしなきゃね」

エドの顔は真っ赤だったが

それを聞いて少し黙りこくった

「ごめんなさいね
これ...重荷になっちゃったわね」

「中尉はさ...
重荷に思ったことないの？」

「重いとか軽いとか
今更言う資格、私になんてないもの
...過去に人の命を沢山奪っているから
そして、この道を進むと決めたのも自分だから」

エドはそれを聞いて息を飲んだ

「イシュヴァール...
イシュヴァールの話
聞いていいかな...」

エドは少し遠慮がちに聞いた

リザはガシャンと銃のセットをし終わったみたいだ

『私も聞いていいですか？
イシュヴァールの話』

いつのまにかベッドから身体を起こして

こっちを見ているAがいた

「おお前っ！
いつから！？」

エドはまたもやパニック状態

『銃が重いとか軽いとか...の話くらいから
エドがなんだか大騒ぎしてたから
起きたの』

「あ...悪ィ
A今具合悪かったんだろ？
ごめんな」

エドはバツが悪そうな顔で謝る

『ううん
気にしないで
ありがとう気遣ってくれて』

Aは微笑んでエドにそう言った

そのときまたエドの顔が真っ赤になったそうな