検索窓
今日:7 hit、昨日:18 hit、合計:10,750 hit

581 ページ32

葉も全て散り



肌寒い空気が辺りを包んだ



墓地に若かりしリザとロイが立っていた




「すみません...
何から何までお世話になってしまって」




「気にしないでいい
弟子として当然だ」




ロイはコートのポケットを探る




そして一枚の紙をリザに渡した




「何かあったら
いつでも軍部に訪ねてくるといい
キミも私が軍人になった事を軽蔑するかい?
確かにいつか路傍で
ゴミのように死ぬかもしれない
それでも、この国の礎の一つとなって
みんなをこの手で守る事ができれば
幸せだと思っているよ」





するとリザとロイの眼が合った




「い、いや...青臭い夢を話してしまった」




しかしリザは少し微笑んで墓に向き直る




「いいえ
すばらしい夢だと思います
みんなが幸せに暮らせる未来
信じていいですか...?
父の夢を...託していいですか...?」






・ ・ ・ ・





これはリザの昔の記憶




そんな事をシャワーを浴びながら思い出していた





背中には全体にロイの発火布と同じ練成陣と




暗号のような文字が刻まれていた




そして火傷のような跡もあって




全体図は分からなくなっていた




「ワン!ワン!ワン!」




するとブラックハヤテ号の鳴き声が聞こえた




お風呂から上がり




声のする方へ行ってみると憮




ラックハヤテ号は舌を出して




嬉しそうにしている




しかも廊下でそしてハヤテ号の足の下には




エドがバタリと倒れて踏み潰されていた




「ハヤテ号
ダメ!」

582→←580



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
30人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:いちご牛乳 | 作者ホームページ:http://なし  
作成日時:2022年4月30日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。