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スカーが真っ暗な所で
一匹のキメラを破壊した
まだあの地下にいるらしい
「(あれは何者だ...
この国を疲弊させてまで内乱を
起こさせる必要がなぜあった...)」
暫く歩いていると
足下から声が聞こえた
「誰だ?」
「......」
「誰か
そこにいるのか?」
下を向けば上を向いて
こっちを見ている人が1人いた
腕から流れ出た血が下へ落ちる
「...怪我をしているのか
降りてきてくれないか?
外の状況が知りたい
大丈夫だしばらく見回りも来ない
それに私は医者だ
キミの怪我も診よう」
そしてスカーは網をどけて
したへと飛び降りた
「イシュヴァール人か
その額の傷...
まさかお前がスカー?」
「貴様は何者だ?
ここで何をしている」
しばらくマルコーはスカーを見つめていたが
途端に笑い始めた
「ふははっははははは!
神よ...」
マルコーは頭を抱えて跪き
スカーの足へと手を当てがう
「私も私も
イシュヴァール殲滅に過怠した
錬金術師だ...っ!」
「!!!」
―――――――
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