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エドとアルとAは
エンヴィーに連れられて暗い廊下を歩いていた
エドはおぼつかない足取りの
Aの肩を引き寄せて歩いている
「おい
いったいどこに...」
「乗りな」
エンヴィーがエレベーターに先に乗る
その後をエドとアルとAが乗った
ガシャン...
ヒュオオオ...とエレベータが上へ行く感覚
チン
扉が開くと同時にエンヴィーは軍人に姿を変える
そして外に出ると
「こ ここは!」
「軍司令部!?
どういうこと...!?」
中央司令部の中だったのだ
「おい」
エンヴィーが外を見ていた3人を呼ぶ
「お前ら
汚いんだよ」
あっさりと言われてしまった3人
そしてAとは一旦別れて
シャワー室へそれぞれ入った
「ホムンクルスの根城が司令部地下深くに
あったなんて...」
「大総統だけじゃなく
軍自体も関係してたって事か...」
キュッ
「だがな...
悪い話ばかりでもないぞ」
エドは髪の毛を拭きながら
アルに門の中で見たものを話した
「ホントに!?
ホントにボクの身体が!?」
「あぁ
キミはボクの魂じゃないから
一緒にいけないって言われたけどな」
「そうか...!
身体はあるんだ!
よし!よし!」
「よし!っと」
エドは自分の髪の毛のアンテナを
ピンッと伸ばしてシャワーから出てきた
「俺達
また一歩目的に近付いたってわけだ!」
そのあと全裸でアルを見ると
ドヨーンと効果音を鳴らすエド
「...おい
なぜその白黒猫がいる...?」
シャオメイが顔をほんのり赤くしてエドを見ていた
「あ...
これ?
実はここに...」
「なんだと!!
あの豆女がぁ!!!!?」
「兄さん!
声がデカイ!!
ていうか早くパンツ履きなよー」
中ではメイが苦しそうに息を上げていた
「なにやってるんだ!!
早くしろ!!」
シャワー室の扉がエンヴィーにより開け放たれる
開けたのはいいが
エドはまだ全裸
エドとアルがエンヴィーを見て声をあげた
「「いや〜〜〜〜〜ん!!」」
『なに?
今の声......』
隣のシャワー室ではAが
眉間に皺を寄せてエドとアルの声を聞いていた
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