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Aの口からは血が流れている




それに瞳も虚ろだった




するとエドがアルの前にやってきた




「兄さん...」




「あいつ...リンは...
中にいる...!」




『ハァ ハァッ
エド...それは確信できる?』





「あぁ」




『ランファンの名前...っ
出したでしょ...』




口から血を流しながら微笑むA




「なんで分かったんだ?」




エドは目を丸くした




『私も、言ったでしょ...
ヒョッコリ出てくるかもしれないって...っ
あの時...名前まで出さなかったけど
“臣下”て言っただけで
目の色変えたよ...あれは...リンだったっ』




「A...
気付いてたのか
だからあの時そんな事」




『まぁね......』




「それよりもお前大丈夫か?」




心配した目でAを見るエド




『大丈夫だったらっ
どんなに楽か...』




Aはそう言って顔を歪ませながら




肋骨付近を握り締めていた

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作者名:いちご牛乳 | 作者ホームページ:http://なし  
作成日時:2022年4月30日 17時

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