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「あの グリードなのか...?」
エドの前にかがんだグリード
「あぁ?
あのってどのだ?」
「覚えてない?」
「ダブリスの...」
「だからそれはどこのグリードだ?」
アルが言っていることも分からない様子
「お前の前のグリードだ」
男がそう説明するとやっと分かった様子
「あぁ〜
なるほど!
ってわけで俺はお前らの知ってる
グリードとは別もんだ」
「リンは...?」
グリードは立ち上がる
「面白いガキだったぜ
奴は俺をすんなり受け入れた」
「嘘だ!
あいつがそんな簡単に乗っ取られる玉かよ!!
返事しろ!!
リン!リン!!!」
ニヤリと笑っているグリード
今度はAに目が行った
「そこの譲ちゃんは
あんま驚いてないみたいだな」
立ち上がってグリードを見るA
『始めは驚いたけど...
よく考えてみたら
さっきのリンをみていると
グリードと一緒になった理由が分かる気がするから
驚かない』
「A...?」
いたって冷静なA
今この状況で一番落ち着いているのは
Aかもしれない
「譲ちゃん、なかなか可愛いな
俺と一緒にこちら側に来『結構です』
「...即答かよ」
苦笑いで返すグリード
『でも...
リンは簡単には乗っ取られないから
ヒョッコリ顔出すでしょ
臣下を一番大事に思ってるリンだもの
グリードなんかに乗っ取られてたまるか』
グリードを睨みつけるA
「おー
言うねぇ譲ちゃん」
ギィィ...
するとドアが開いた
そこには一匹のキメラがいた
「ガルルルル...」
しかし血を噴いてそのまま倒れてしまった
そこには
スカーとメイがいたのだった
メイは中を見るとスカーの袖を握り締めた
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