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その人たちは唸り声を上げている
「すみません...
使わせてもらいます」
『私からも
使わせてもらいます』
そしてエドは痛む腕を震わせて
両腕を持ち上げた
「行くぞ！」
『了解！』
その姿を見ていたリンがなにかひらめいた
「(あの手を合わせるポーズ...
何かに似ていると思ったら)」
パンッ！！
「(まるで神への祈りじゃないか)」
２人同時に両手を合わせ
ドン！！
地面に手をついた
青い練成反応が起こる
黒い手のようなものが沸いてきた
「(久しぶりだな...
こんな形でまた開ける事になるなんて)」
目玉がギョロリとむき出す
『リン！
飛び込んで！！』
その声に反応するリン
「信用してるゾ！
錬金術師！！」
そして陣の中へ足を踏み入れる
その瞬間足が次々と分解されて行った
「うおっ！
(グラトニー飲まれたときと同じ...っ！)」
エンヴィーも歯を食いしばっていた
身体にいた人たちも次々と分解されていく
そして２人の耳に誰かの声が聞こえた
「ありがとう...
ありが...とう...」
２人はその言葉を聞いて何かが胸に突き刺さった
苦悩に顔をゆがめて２人は中へと入って行った
その場に大きな光が立ち込めた
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設定タグ：鋼の錬金術師 , エドワード・エルリック
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