赤の段 ページ7
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日が傾き始めた江戸の街。
街を流れる川の近くで、真っ白い着物を着て白拍子を踊るひとりの踊り子。
その美しい舞に、人々は釘ずけになった。
踊り子はひらりひらりと真っ白な着物を揺らす。
_____少しばかりの時が過ぎ、ゆっくりと踊り子は止まった。
ぱらぱらと起こる拍手。
そして踊り子の前に置かれた笠に銭を入れる者もいた。
時が立つと踊り子の周りにいた人々はいなくなり、踊り子ひとりがその場に立っていた。
踊り子は笠に入れられた銭を巾着にいれ、笠をかぶった。
踊り子は川上に向かうように道を歩く。
すれ違うのは母の手を握る子供ばかり。
踊り子は笠を深くかぶり、山近くへと辿り着いた。
そこには小さな古い小屋が一軒。
踊り子はその小屋にはいると、かぶっていた笠をとった。
笠を床に置き、踊り子も床に腰をおろした。
そして踊り子は持っていた巾着を取り出し、中身を床に置いた。
「……まぁ上々やな」
踊り子は床に置かれた銭を眺めた。
踊り子______すばるの母は、踊り子だった。
ある土地ですばるの父と巡り逢い、すばるは生まれた。
すばるもまた、母と同じように舞が得意だった。
父も母も優しかった。
______しかし、その父と母は流行り病で死んでしまった。
ひとりになったすばるは、踊り子として、ひとり色々な街で踊った。
「……明日も、頑張らな」
ひとりすばるは暗く冷たい小屋の中で呟いた。
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未優(プロフ) - もぇさん» 今のところ次はやす君です！ただまた変わってしまうかもしれませんが……（笑）今のところはやす君です♪ (2013年11月17日 18時) (
レス) id: 9871693ac0 (このIDを非表示/違反報告)
もぇ(プロフ) - 次は亮ちゃんですか？？ (2013年11月17日 17時) (レス) id: 23b6e627cf (このIDを非表示/違反報告)
未優(プロフ) - ∞英華∞さん» コメントありがとうございます！更新スピードが上がっていませんがよろしくお願いします♪ (2013年11月14日 20時) (レス) id: 9871693ac0 (このIDを非表示/違反報告)
未優(プロフ) - デッドさん» コメントありがとうございます！ゆっくりですが更新していきたいと思います！よろしくお願いします♪ (2013年11月14日 20時) (レス) id: 9871693ac0 (このIDを非表示/違反報告)
∞英華∞(プロフ) - いつも読んでます♪更新がんばってください！ (2013年11月13日 21時) (レス) id: cd2dd81499 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2013年10月27日 13時
