暗の段＊2 ページ40
．
夕日が沈み、闇に包まれた江戸の街。
そんな街に新しくできた小さな茶屋。
その茶屋から出てきた3人の少年たち。
「_______ほな行こか……」
1人の少年がそう言うと、3人はゆっくりと歩き出した。
1人は真っ白な着物を着ている。
「……てかお前それで行くん？」
白い着物を着た少年に1人の少年が聞いた。
「おん、これがえぇから」
少年_______すばるはそう答えた。
「そーか……」
すばるに問いかけた信五の腰には鞘がひとつ。
そして2人の前を歩く裕の腰にも鞘があった。
3人は江戸の街を進み、街外れにあるひとつの屋敷の前で止まった。
中から聞こえてくる男達の笑い声。
それは“いい”笑い声ではない。
「……ここやな」
裕がそう呟いた。
「この屋敷か……最初の仕事場は」
______3人が出会ったあの日、裕と信五はすばるに自分たちが“始末屋”であることを伝えた。
「この世の中の悪人、裁くんや」
初めて聞いた“始末屋”という職に戸惑うすばるに裕達は言った。
すばるは、裕達と共に生きることを決めた。
______きっと自分は死のうとしてる。
そうすばるは心の何処かで感じていた。
たくさんの街を歩き、ただ舞を踊る。
いつ死んでもおかしくないような暮らしだった。
そんな中で出会った、自分と同じような2人の少年。
すばるにとって、運命といっても過言ではない出会いだった。
流行り病で家族を失い、なにもかもを諦めかけていた自分のなにかが変わるのかもしれない、そう感じていた。
「______行くで」
かちゃりと刀の柄を握り、裕達はゆっくりと屋敷の中へと足を進めた。
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未優(プロフ) - もぇさん» 今のところ次はやす君です！ただまた変わってしまうかもしれませんが……（笑）今のところはやす君です♪ (2013年11月17日 18時) (
レス) id: 9871693ac0 (このIDを非表示/違反報告)
もぇ(プロフ) - 次は亮ちゃんですか？？ (2013年11月17日 17時) (レス) id: 23b6e627cf (このIDを非表示/違反報告)
未優(プロフ) - ∞英華∞さん» コメントありがとうございます！更新スピードが上がっていませんがよろしくお願いします♪ (2013年11月14日 20時) (レス) id: 9871693ac0 (このIDを非表示/違反報告)
未優(プロフ) - デッドさん» コメントありがとうございます！ゆっくりですが更新していきたいと思います！よろしくお願いします♪ (2013年11月14日 20時) (レス) id: 9871693ac0 (このIDを非表示/違反報告)
∞英華∞(プロフ) - いつも読んでます♪更新がんばってください！ (2013年11月13日 21時) (レス) id: cd2dd81499 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2013年10月27日 13時
