大切な人を守る為に《ﾌｧﾝﾀﾋﾞ》 (ページ6)

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ep.5 ページ6

「安心しなさい。アバーフォースの料理は絶品だから、とても気に入ると思うよ」

ポンポンと背中を優しく撫でられ席へと案内される。
大人しく席に座ると今まで私の洋服の中に隠れていたファイが飛び出してきた。それと同時にアバーフォースが料理を運んできてくれた。

出された料理はとても絶品とは程遠い見た目をしていた
期待の眼差しでアルバスとアバーフォースに見られている。
スプーンを手に取り、料理を一口食べる。

『！…美味しい…』

私がそう言うと、二人は安心したように料理を食べ始める
その後、何杯もおかわりをして二人を驚かせてしまったのだ

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空き部屋のベッドに横になり、寝ようとするが中々寝れない
かれこれ二時間以上ゴロゴロしていた。
水を飲もうと立ち上がり、下へ降りていく。

真っ暗闇の中をそーっと歩いていく。
すると、トントン…と肩を叩かれた感触かした

『ひゃああ！！！』

私はびっくりして思わず頭を抱えてしゃがみこむ

「A、私だ」

顔を上げると杖で明かりを灯しているアルバスだった
私は安堵の息を吐き出した。

『なぁんだ、アルバスか…』

「ははっ、驚かせてしまったようだな。すまない」

差し出された手を握り、立ち上がる

「眠れないのかい？」

『うん、水でも飲んで落ち着こうかなと思って…』

「そうか、ちょっと待ってなさい」

そう言うとアルバスは台所へと向かって歩き出す
私は怖くて急いでアルバスの後ろを着いていく
コップに水を入れて私に渡す。それを受け取り、一気に飲み干す。

「落ち着いたかい？」

『うん、ありがとう』

コップをアルバスに渡してやる事を終えた私だが、その場から動こうとしない。不思議に思ったアルバスは私を見つめる

「他に何かあるかな？」

『ねえ、アルバス。アルバスはお父様とお友達だったんでしょ？』

「そうだな」

『どんな人だった？』

私が首を傾げて問いかけると杖で部屋に灯りを灯して私を椅子に座るよう誘導する。

「君がよく知ってる人物だったよ。とても優しくて頭脳明晰で。魔法の成績も人一倍上だった。それに、魔法動物がとても大好きでよく探しにホグワーツを抜け出していたよ」

『魔法界にも動物がいるの？』

「ああ、いるとも。今度探してご覧」

父と母が動物が大好きで、その影響で私も動物が大好きになった。

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