大切な人を守る為に《ﾌｧﾝﾀﾋﾞ》 (ページ24)

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ep.23 ページ24

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家に帰宅した数日後

私の部屋に何やらプレゼントらしきものが三つ置いてあった。
何事かと思い、私はアルバス達がいる下の階に降りていった。

「おはよう、よく眠れたかな？」

『おはよう、アルバス、アバーフォース。ねえ、私の部屋に何か置いてあるけど、あれなぁに？』

「ああ、あれは君にクリスマスプレゼントが届いていたよ」

『あ、そっか。今日はクリスマスだね』

「中を開けてみたらどうだい？」

『うん、そうする！』

私は急いで自分の部屋に戻り、プレゼントの前に座る
ピンクの包装紙のプレゼントを見ると、宛名はリオンからだった。中を開けるととても可愛らしいメモ帳とペンが入っていた。

『可愛い、ありがとうリオン』

次に青の包装紙のプレゼントを見ると宛名はアレンだった。中を開けるとお菓子がいっぱい詰まっていた。

『美味しそうなお菓子がいっぱい！ありがとう、アレン』

最後に赤い包装紙のプレゼントを見ると宛名はニュートからだ。中を開けるとエメラルドグリーンの宝石が付いたネックレスだった。

ニュートだけ、メッセージカードが入っていた。

"メリークリスマス、A。ニュート・スキャマンダー"

ネックレスを手に取ると、とてもキラキラ輝いていた

『とても綺麗……』

すぐに鏡の前に行き、首にネックレスを付ける
宝石が小ぶりな物で普段付けても目立たない。

『ありがとう、ニュート。大切にするね』

何かお返しをしないと、と思いつき私は急いでアルバスの元へと走り出す。

『アルバス！！お買い物に付き合って！！』

「何か欲しいものがあるのかな？」

『ニュート達からクリスマスプレゼントを貰ったの。だからそのお返しを送りたくて…いいかな？』

「いいだろう。すぐに出る準備をしてきなさい」

『ありがとう！』

起きたまんまのボサボサの髪とパジャマをすぐに脱ぎ捨てて髪を一つ結びにして、アルバスの元へと走る。
すると、アバーフォースが私の首根っこを掴んで引き留めた

『わあっ！？！？』

「おい、朝ごはんはちゃんと食べて行け」

『わ、分かってるわ、今から食べようと思ってたところ』

「じゃあ早く座れ、運んでやる」

すぐに出れると思っていたが、アバーフォースに捕まってしまい渋々と椅子に座る。その様子を楽しそうにアルバスが見ていた。

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