浮所?那須?いいえ､浮須です｡1st

夜~朝(W) ページ29

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龍我「お風呂ありがとうございました」


ママ「はーい」


恋奈「ゴメンね､疲れてるのに心桜の世話させちゃって」


龍我「いえいえ全然！
あれ“くぅ”ちゃん､心桜ちゃんは？」


A「心桜さっき寝たとこ」


龍我「そっか」


A「でも心桜すごい龍我になついてたね」


龍我「そうだね」


A「あ､マネージャーからLINE来た」


龍我「なんだって？」


A「明日OFFだって」


龍我「やったぁ！」


A「夜更かしできるね」


恋奈「いや、ダメだから」


ママ「恋奈は連絡しなくても平気なの?」


恋奈「あ、してない!!」



なんてなんとも危機感のない会話(笑)


まぁ実際私ん家は内陸だし､坂の上だし､基本台風とか来ても影響0だからね。
とか言いつつ音は怖いんだけど。


のんびりみんなで４マリ観て､感想言い合ったところで自室に戻ることに。


恋奈「あ､龍我くんちぃの部屋でも良い？」


龍我「あ､はい」


恋奈「ちぃ､お布団敷いてあげて」


A「はいはい」



自室に戻ってお布団を敷いたけど結局寝るわけでもなくおしゃべり。



龍我「ねぇ､心桜ちゃんって妹？」


A「いや姪っ子だよ
お姉ちゃんの娘」


龍我「え、恋奈さん結婚してるの!?」


A「まぁもう34だしね」


龍我「34!?」


A「うん」


龍我「え､全然見えないや」


A「そお？」


龍我「じゃあ旦那さんは？」


A「旦那さんは飛行機のパイロット。
ちょうど今日はフライトの日だからいないの」


龍我「そうなんだ」



なんて私ん家の話しをしているうちにどんどん強くなってくる雨風。


ちょっと怖いなぁなんて思っていると



龍我「“くぅ”ちゃん？」


A「ん?」


龍我「そっち行っても良い?」


A「なんで?」


龍我「怖いんでしょ?」


A「別にそんなことないよ」



年下の前ではつい強がっちゃう。
そんな私のこと分かっててか



龍我「そっか
じゃあ俺がちょっと怖いから一緒に寝よ」



なんて言うから断れるはずもなく一緒に寝る。



まぁ翌朝起こしに来た心桜に『ずるい！こはるもりゅーがくんとねる!!』なんて言われたけどね(笑)



今日も雨風がめっちゃ強い。
まぁ今日が上陸の日だから当たり前か。

それでもウチのちびちゃんは元気に遊んでます(笑)

そのお陰で家のかは常に笑い声で溢れてて外の音なんてほとんど気にならなかった。
まぁたまにお姉ちゃんの怒った声もしてたけどね(笑)

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