美少年の紅一点は浮所と元不仲です２

レッスン終わり ページ34

浮所side


Aと無事仲直りしてレッスン終わりのデートをすることに


外だから手は繋げないけど2週間ぶりの会話に花を咲かせて夜ご飯を食べに向かう


本当は買い物したり…とかも思うんだけどお揃いのものとかAはあんまりないらしくて、それよりも一緒にご飯食べたりして一緒にいたいって言ってた


俺もAと食べるご飯は何倍も美味しかったからそれに関してなんも反対なんてなかった


俺とAが共通して好きなお肉を食べに焼肉屋さんに入る


「ね、ね、何食べる？？」


席に案内されてすぐにメニューを開いて目を輝かせながら聞いてくるA


浮所「とりあえずカルビは確ちゃんっしょ？」


「当たり前だね笑」


浮所「あとは何食べたい？」


「ホルモン食べてみたい！」


浮所「じゃあそれ頼んで…」


他愛もない会話だけど話が出来る嬉しさを噛み締めながら一分一秒を過ごした


「美味しい〜」


そう言って本当に美味しそうに頬張るAを見ると何倍も幸せな気持ちになれて何倍も美味しく食べれるので皆さんオススメです


浮所「お肉最高だよね」


「最っ高…！！ホルモンも美味しいし、」


時間はあっという間に過ぎてお店を出ることになった


「美味しかったね！」


浮所「そうだね！」


このまま駅に向かって電車に乗って帰るはずだったその時びっくりするほどの大きい雷と共に雨が降ってきた


「え、雨！？」


急いで雨宿りする。Aは雷が苦手だから大丈夫かなと思って見ると平気そうな顔をしていた


浮所「雷…大丈夫？」


「あのね、飛貴のおかげで平気になった笑」


…嬉しいような、恥ずかしいような、笑


浮所「え！」


恥ずかしさを紛らわすためにスマホをいじっていたら1本のニュースが目に入る


「どうしたの？」


浮所「電車…止まってるって」


ここから俺の家に変えるには電車しか交通手段がない。


そうだ、タクシー！
そう思ったけど財布を見てその意見は却下された


浮所「電車動くまで…って復旧まで3時間かよ…」


「…私の家、来る？」


浮所「へ、」


「いやだって電車止まって飛貴帰れないし…不幸中の幸いでここ私の最寄り駅で家近いから、って思ったんだけど…」


いやそんなの不幸中の幸いどころじゃなくて幸い中の幸いレベルだって


浮所「じゃあ…行っていい？」


「うん、」


よし、めっちゃイチャイチャしよう



そう心に決めてAの家に向かった

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