美少年の紅一点は浮所と元不仲です２

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「全然、大丈夫だから笑」


私は今上手く笑わえてるかな。


大丈夫って顔できてるかな


那須「ならなんて断ったの？」


浮所「ん？あ〜大切な人がいますって」


藤井「いやそんなん付き合ってますって言ってるようなもんじゃん」


浮所「え、そう？」


私だけ、モヤモヤが消えない。


そんな事言ってくれて嬉しいはず抱きしめたいはずなのに


飛貴があのモデルさんと…なんて考えてた私が恥ずかしすぎて



…飛貴からの真っ直ぐな想いを私は返せてるかな


浮所「A？」


「なに？」


浮所「まだ…怒ってる？」


「え？最初から怒ってないよ、笑」


怒ってるって認識されてたの…？


浮所「そう、ならよかった」


ならよかったってなに？


何が良かったの？


前なら絶対に気にならなかったはずの言葉でも私の中で引っかかってしまう


「…何も良くないのに。」


浮所「え？ごめん、聞こえなかった」


どんどん心が黒くなっていく自分が嫌になって席を立つ


飛貴にごめんなんて謝らせて…悪くないのに。


私はなにがしたいんだろう



「なんでもないよ…浮所」



私は逃げるように楽屋をでた。

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