別れ ページ20
Aside
「…いやっ、！」
パチ、と目が覚める。
近くにあった時計を見るとまだ夜の3時だった。
「はぁはぁはぁ…」
夢の中で苦しんだのか息継ぎが上手く出来なくなる
「…水飲も」
ベッドから降りて水を飲みにキッチンへ向かう
ベッドからキッチンまではそう遠くない距離だけど灯りをつけなければ歩けなくなってしまった
水を飲みながら体育倉庫に閉じ込められた時のことを思い出す
閉じ込められた時はちょうど冬の寒い日だった。
電気がつかなくて真っ暗闇の中ずっと1人。
五感のうち、
視覚はなんも見えなくてただ真っ暗闇の世界にいるだけだった。
嗅覚は体育倉庫特有のマットや跳び箱やボールの匂いがするだけ
皮膚感覚は寒くて手と足が徐々に動かなくなった
聴覚は外から聞こえる大粒の雨が落ちている音と雷が落ちている音だけが聞こえた
ドアを叩いても誰も来ない恐怖、何も見えない恐怖、見つけて貰えなかった時の恐怖
色んな恐怖が入り交じった。
「……寝よ」
こんなこと思い出してる暇があったら寝ようとベッドに戻る
最近はこんな夢を見ないで寝れたのに突然こんな夢見るなんて
疲れてるのかな…
そう思いながら私はまた眠りについた、
朝目覚ましがなって目を覚まして学校に行く準備をして家を出る
電車に乗っているとLINEの通知音がなってスマホを見ると龍我から遅れるってLINEが来ていた。
りょうかい。と一言だけ送ってスマホをしまう
私が今の学校に通い始めてから毎日龍我と登校するようになった。
今日みたいに遅れるのははじめてで少しびっくりしてるけど龍我のことだから寝坊とかだろうなとか考えていたらあっという間に最寄り駅に着く
ホームに降りて改札を通り学校に1人で向かう
1人で向かう学校は新鮮でなんだか楽しかった。
歩いているとトントンと肩を叩かれる
龍我…にしては早すぎるから芽吹かなとか思いながら振り向く
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2153人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
塩ラーメン - す多 (2021年12月27日 12時) (
レス) @page50 id: 4d96d7e539 (このIDを非表示/違反報告)
桃＆海(プロフ) - つばささん» 夜分遅くにすみません。いつもリクエストくださって本当に嬉しいです。なのでこれからもリクエストを頂けるととても嬉しいです！(作品が面白くなくなったなどの理由でしたらこのコメントを無視してくださって構いません！） (2020年6月26日 1時) (レス) id: db5cec8244 (このIDを非表示/違反報告)
桃＆海(プロフ) - さきさん» レスが遅れて申し訳ありません！かしこまりました！続編にて書かせていただきますね！ (2020年6月26日 1時) (レス) id: db5cec8244 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - リクエスト失礼致しまします！！飛貴くんとの激甘が欲しいです！！ (2020年6月21日 4時) (レス) id: a85c301552 (このIDを非表示/違反報告)
桃＆海(プロフ) - あやみんさん» はじめまして！遅くなってしまい申し訳ありません！リクエストありがとうございます…！ぜひ書かせていただきますね！！ (2020年6月15日 8時) (レス) id: db5cec8244 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：海＆桃
| 作成日時：2020年5月18日 1時
