美少年の紅一点は浮所と不仲です ５

買い物 ページ9

猪狩side


つい先日、俺の学校にAが転校してきた


クラスは違って隣のクラスだけどジャニーズの女の子が転校してきてめちゃくちゃ可愛いって噂をされているのを耳にした


そんな今学校の噂の的が俺の教室に来た


「あ、いた…」


そう呟いたと思ったら俺の机に真っ直ぐやってくる


蒼弥「どしたん笑」


「蒼弥くんに相談があって…」


蒼弥「なに？」


「今日の放課後空いてる？」


蒼弥「空いてるけど…」


俺がそう答えた途端パァーっと不安そうに聞いてきた顔が笑顔になる


「よかったぁ…」


蒼弥「放課後がどーした？」


「あ、今日の放課後一緒に出かけてくれない？」


俺は顔には出さずに心の中でめっちゃ驚く


だって確かに話したことはあるし数少ないAのLINEの友達ではあるけど


二人で遊んだことなんてHiHi Jetsの誰もなかったはず…


蒼弥「2人で？」


「うん。2人で」


蒼弥「いいけど…なにするの？」


俺が聞くとしゃがみこんで俺と目線を合わせながら喋り出す


「今回の転校、メンバーみんなに色々としてもらったからお礼したくて…何かプレゼントしたいなって」


蒼弥「あ〜」


そういう所がAのいい所だなぁと思ったり


「でも私センスが皆無らしいからセンスがありまくってる蒼弥くんに一緒に選んで欲しいなって」


Aのセンスが皆無なんてうちのリーダーと比べたらそんなことないと思うんだけど…


蒼弥「センスが皆無なんて誰に言われたの？笑」


「たいしょー」


あぁあいつならからかってそういいそうだな笑


蒼弥「わかった。放課後ね笑」


「うん！ありがとう〜」


そう言って俺の教室から出ていくと友達が俺の所へぞろぞろと来る


『あの子がジャニーズの紅一点？』


蒼弥「うん」


『めちゃくちゃ可愛くね？』


蒼弥「でしょ」


『やべぇ俺好きになりそう…』


蒼弥「ははっ笑」









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蒼弥「ダメだよ俺たちの紅一点に手ぇだしちゃ」

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