美少年の紅一点は浮所と不仲です ５

ローラースケート ページ6

Aside


病院から退院してしばらく安静にと言われたからずっと運動してなくて


今日病院に通院したら運動の許可を貰ったから


オフだったけどダンスの練習をしようと病院から事務所に直行する


誰もいないと思っていたはずの部屋には1人練習している人影が。


「おつかれさまです…」


おそるおそる声をかけると私の声に気づき振り返ってくれる


「あ、作ちゃん」


作間「Aじゃん」


「作ちゃん今日オフじゃなかったの？」


作間「オフだったけど暇だからローラースケートの練習しよっかなって。Aこそ足怪我してたんじゃないの？」


「今日病院行ってきて運動していいって言われたからダンスの練習しよっかなって」


作間「そーなんだ。治ってよかったね」


「うん。ありがと〜」


荷物を置いて準備をしている中で1人ローラースケートの練習をしてる作ちゃん


作間「…どした？笑」


じっと見てたらしく不思議に思われる


「あ、いや笑ローラースケート難しそうだなって」


ライブとかよく一緒にやっているから大変なんだろうなって思ってはいたけれどこんなまじまじと見るのは初めてでずーっと見てしまう


作間「慣れれば意外と簡単だよ。やって見る？」


「え、いいの？」


作間「うん。たしかあっちに靴があったはず…」


そう言ってローラースケートを探しに行ってくれた作ちゃん


作間「あったあった。はいこれ」


「ありがとう」


貰った靴はピッタリでよくサイズわかったなってびっくりしたくらい


作間「立てる？」


「大丈夫いける」


ゆっくり立ってみると意外とふらつかなくて安定した感じ


作間「おーじゃあはい掴まって」


そう言って差し出した手を握りながらゆっくりと滑る


「すごい作ちゃん後ろ向きなのに」


作間「まぁそりゃあ。長くやってるから」


「だよね笑」

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