美少年の紅一点は浮所と元不仲です４

別れの季節 ページ26

浮所side

誕生日サプライズ企画が終わり久しぶりに2人で帰る。


いつもは人目から逃れるために別々で帰ってるけど今日くらいは許して欲しいっていう俺のわがままをAが聞いてくれた。


「久しぶりだね〜2人で帰るの」


浮所「そうだね」


「サプライズ幸せだったな…本当にありがとう！」


浮所「うん笑」


「あの映像スタッフさんから焼き増しして貰えたの！」


浮所「それは嬉しいね！？」


いつもより饒舌なAだったけどその時はサプライズで嬉しくてこうなってるんだと思ってたんだ。


「飛貴」


突然立ち止まって俺の名前が呼ばれる


浮所「ん？」


「大好き」


浮所「どうしたの？笑」


「ううん。好きだな〜って」


浮所「なんだよ笑」


「飛貴は？」


浮所「俺も好きだよ」


「んふふ」


浮所「なに笑」


「飛貴はさ私の事応援してくれる？」


浮所「ん？うん。するよ」


「例えば映画やることになって俳優さんとキスシーンがある！ってなっても？」


浮所「うん。Aもでしょ？」


「ま〜決まっちゃったことはしょうがないし浮所飛貴の知名度がアップするのは喜ばしいことだしね〜」


浮所「そっか笑」


「そう。だからさ」


浮所「うん？」


「私がどんな決断しても応援してね」


浮所「え、？」


どういうこと、って聞こうとしたその時唇に温もりを感じた。

それがキスだと言うことにしばらくして気づいた。


浮所「A」


「いや〜さすがに道の真ん中は照れるね笑」


浮所「いや、そうじゃ…」


「別れよう。私たち」


浮所「…何言って、」


「私ここまでで大丈夫！ありがとう」


浮所「A待って話を」


俺が話を切り出す度にAは話し出す

俺からの話を遮るように


「またね。」


浮所「待って、」


「飛貴」


浮所「え、」


走り出してたAは1回立ち止まって俺の名前を呼ぶ


「大好きだったよ」


そう言ってまた走り出していった。


俺は放心状態でどうやって家に帰ってきたのかわからない。


帰ってきたらマネージャーさんからの連絡が1件来ていた。


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嵐さんのアラフェスに出演決定！！
出演者: 浮所飛貴 那須雄登 佐藤龍我 岩崎大昇 藤井直樹 金指一世
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もう少しで完結です！
もうしばらくお付き合い下さい！

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