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飛貴が走って行き、見えなくなると雄登くんが話し出す
那「来てたんだ？」
「うん、飛貴言ってなかったの？」
那「なんも。でもいつもより浮所気合い入ってんなーとは思ってた笑」
「そうなんだ、笑」
そんなことを聞いて少しだけ照れると、茶化すように「顔赤っ！！」なんて楽しそうに言う雄登くんに一発叩いといた。笑
那「楽屋、来る？…って行けないか」
「…うん、なんか悪いことしてるみたい。実際してるか」
那「…そんなこと、」
「ごめん、変なこと言って」
那「…俺にはいつでも相談してよ、二人の味方だから」
「ふふ、ありがとう、心強い」
少ししんみりした空気に包まれ沈黙が訪れる。
すると遠くから走ってくる足音が聞こえ、雄登くんと顔を見合わせて笑う
飛「おまたせ！！！」
那「足音でかいな笑」
飛「急いできたんだもん！」
「そんな急がなくてよかったのに笑」
いいのいいの！と肩で息をしながら答える飛貴
三人で少し話した後、「じゃ、帰ろっか」と私の方を向く飛貴
那「あっちから出てけよ。そこなら人あんまりいないと思うし」
飛「おう、じゃあ明日」
「雄登くんありがとね、またね」
那「うん、またライブ来て」
雄登くんに見送られ私達は会場を出た。
夏にも関わらず冷たい夜の風に触れ、いつもとは違う非日常な雰囲気に私は楽しんでいた。
飛「今日ありがとね、来てくれて」
「こちらこそ！誘ってくれてありがとう、楽しかったよ、ハマりそう笑」
飛「それはよかった笑」
家に着くまで話しながら帰る道はいつもより短く感じた。
これ以上なんて望んでないから、望まないからお願いだからずっとこのまま幸せな時間が続けばいいのに。
少し前を歩く飛貴の背中にそっと想いを馳せた。
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ふくろう(プロフ) - さっくんさん» ありがとうございます！！嬉しいです(T_T)はやく更新できるように頑張りますね！ (2020年12月30日 9時) (
レス) id: a22c3cda80 (このIDを非表示/違反報告)
さっくん(プロフ) - すごくよかったです！ 設定などがリアルですごいと思いました。続き楽しみにしています！ (2020年12月30日 1時) (レス) id: 098f5ed21a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふくろう x他1人 | 作成日時：2020年12月27日 17時
