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部長=… ページ33

人数の限られた披露宴では
一番遠くといっても近いもので…
なるべく存在感を消して座っていた


食事もろくに喉を通らないから2人のムービーを見ていると
俺の知らないこっちでの生活でも笑顔溢れていたからこっちでもうまくやってくれてて安心した


臣「なぁ。健ちゃん気づいてた?あの小林部長」

「岩ちゃんとこの会社の人でAの上司って人?」

臣「そうそう。あれさ、あのユリちゃんと健ちゃんの思い出のBARのマスターだよ」

「はぁ?そんなわけないやろ?だって今何歳よ?」

臣「ぷっ。あのマスター俺らと同年代だよ?」


いやいやいやいや、ありえへんって。
同年代であの落ち着きとか
もう10〜20は上やとばかり…


臣「いや、まじだから。あそこ家族経営してて、高校卒業後修行して海外とか色々行ってバーテンダーになって、最初は喫茶店のじいちゃんの手伝いもしてたらしいけど、他にやりたいことできて昼は俺らと一緒であの時大学生してたって」


臣の口からは信じられないことばかりで
でも、あの顔は見覚えがありすぎる



息子とかの間違いじゃ…と思うほどにそっくりである



ってマスターを凝視していると目があってしまい
途端に目をそらしたけど、次の瞬間あの巨体がこっちに向かって歩き出した



まじかよ…



マ「お久しぶりですと申したほうがいいでしょうか?小林直己と申します」

「あ、や。えっと、マスターっすか?」

マ「ええ。今は岩田君の会社で元Aさんの所属していた課で部長をしております」

「こんな偶然あるもんなんすね〜」

マ「僕も最初山下さんが転勤されてきたときに顔を見てビックリしました。あまりにそっくりだったので」

「ははぁ。そうっすか。いや、親子共々お世話になりました」

マ「ハハッ。本当にそっくりで今日会えるのを楽しみにしてました」

「いやいや、マスターには頭が上がりません」

マ「あの時のぼくのお節介が回りまわって、今僕と妻が一緒にいられるのもAさんのおかげなんですよ。あの時がなければ僕らも今こうではなかったと考えると感慨深いもんですね」


マスターと奥さんの間にどういうことがあったかはわからんけど、世間は狭いもんやなぁと。思っていた

人は1人では生きていけない→←自慢の娘



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あおのすけ(プロフ) - なぁままさん» 返信遅くなり申し訳ございません。この作品は私にとって思い入れがあるものなのでそういっていただけ嬉しいです。自己満足のエピ0まで読んできただきありがとうございました。 (2019年9月26日 11時) (レス) id: 2341d584c7 (このIDを非表示/違反報告)
なぁまま(プロフ) - 初めまして。泣きました。号泣でした。こちらの読者になって1年未満。このストーリーに出会えた奇跡。感無量です。ありがとうございました。2年経ってのコメント、失礼しました。 (2019年6月13日 10時) (レス) id: 5ccea59365 (このIDを非表示/違反報告)
あおのすけ(プロフ) - (名前)あきさん» こちらこそ素敵なコメントありがとうございます。嬉しいです!! (2017年9月15日 22時) (レス) id: 40b9aa3707 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)あき(プロフ) - 初めまして!素敵なお話ありがとうございました! (2017年9月15日 21時) (レス) id: 709f73cfd5 (このIDを非表示/違反報告)
あおのすけ(プロフ) - しゃすいさん» 返信遅くなり申し訳ございません。1から読んでいただいてありがとうございます。しかも号泣していただけたなんて嬉しい限りです。 (2017年4月30日 15時) (レス) id: 965415f381 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あおのすけ | 作成日時:2016年12月25日 0時

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