我が家の教訓3

別れの裏側 ページ40

岩田Side


直人「…そのAちゃんの好きな相手ってそんなにいい奴なの？」

「はい。器のデカさ。人柄どれをとっても俺より上です」

直人「そっか…でもなんでそんな簡単に引き下がったの？」

「俺、諦めてるわけじゃないっすよ？」

直人「え？じゃあ別れなきゃよかったのに！！」

「今の俺じゃダメなんです。Aちゃんに頼ってもらえる男に成長してもう一回トライします」

直人「ねぇ。でもさ、そのAちゃんの好きなヤツもさ、好意抱いてるなら２人すぐに付き合っちゃうんじゃない？なんなら今すでに付き合ってるかもよ？」

「直人さん急に意地悪になりましたね…でもまだ付き合ってないと思います。
その人もAちゃんも妙に律儀な所があるんで、俺と別れた手前すぐにって人たちじゃないです。
でも、そんな余裕かましてたら取られそうだから今できる仕事は早めに片付けるようにします」

直人「それでバカみたいに短期間に仕事詰め込んでるの？」

「そういうわけじゃないっすけど、まぁそれもあるかもしれないっすね」

直人「飯も食ってないんでしょ？だからそんなに痩せちゃったんじゃない？」

「食うのも忘れるぐらい目標に向かわないと…
なんせ強敵なんでうかうかしてられないんです」

直人「そっか。じゃあ今は落ち込んでるだけじゃないんだ」

「はい。ご心配おかけしてすみませんでした」

直人「も〜お父さん心配したんだからね！！」


いつものお父さん節を発揮させてこの後は楽しく過ごした


直人さんいつもありがとうございます

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