Promise 2 臣side

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臣「あの人の話聞いてもいい？」


俺は意を決して聞く事にした



「え？あの人？」

臣「さっきの、上司？」

「あ〜健ちゃん？健ちゃんがどうしたの？」

臣「……不倫してんの？」

「え？何？」

臣「だから！あの人と不倫してんのかって聞いてんだよ？」

思わず大きい声だしちまった


話も話だけに、気まずいし


当の本人ビックリして


でけぇ目が飛び出そうになってるし


やっぱ聞くタイミング間違えたな…


「……ぷっ、私と健ちゃんが不倫？」


何かすげ〜笑い出した

今度は俺がビックリした


「ないないない！健ちゃんとかありえない！」

臣「そんな関係じゃねーとわざわざ秘書連れて来なくね？」

「あ〜もう健ちゃんとは家族みたいなもんだからね…

あ、本当なんもないよ？

健ちゃんの嫁も私の同期でね？

仲良いんだけど

嫁が私1人で知らない土地行きたくない！

どうせ健ちゃんAいないと仕事出来ないんだから3人で行こうって。笑」



俺の中の誤解は解け

ビックリしたけど

安心した方がでかかった


臣「そっか。よかった
知らねぇ間にAが人の道外れたことするやつになったかと思った」

「ははっ。私にはそんな勇気ないよ」

臣「そりゃ、そうだな。そんな度胸ねぇーか」




良かった


ピリピリした空気はなくなり和やかな雰囲気になり


今までの大阪での話や

普段の仕事のこと

これからやりたいこと


11年を埋めるように時を忘れて喋った

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