34 ~臣Side~ ページ34
目が覚めると愛しい人が目の前にいた
俺の片思い長かったな〜と
寝顔を見ながら
約2年前のことを思い出す
いろいろあったけど
今この時があるから
今までのことはどうでもよくなった
隆二のことをどう思っているのか気にならないと言ったらウソになる
でも、Aは俺を受け入れてくれた
今この時は俺らが愛し合っていた
確かな時
目の前で眠る彼女を手放したくない
俺の手で幸せにすると
ギュっと抱き寄せて
目を閉じた
腕の中にいる大事な存在に安心し
気づくと
二度寝をしていた
次に目覚めたのは
腕の中の愛しい存在の体動だった
「おはよ」
臣「おはよ」
鼻がつきそうな距離で見つめあう俺たち
「あんまり見ないで///」
恥ずかしがる姿を見るのも彼氏の俺の特権
臣「昨日はもっと恥ずかしいことしたじゃん」
ニヤッと笑うと
「もう臣くん意地悪」
臣「なぁ?広臣って呼んで?」
「え?」
臣「俺の事そう呼ぶヤツいねーから特別ってかんじしね?」
「ぷぷ。そういうこと考える人だったんだ〜」
臣「なに?」
「いや、かわいいなって」
臣「もういい」
素直に言ってみれば小馬鹿にされ、ちょっとすねた風にAに背中を向ける
ギュッ
「ごめんね。広臣」
あ〜この人はなんなんだろう
俺の心を離さない
かわいいことしすぎ
それに昨日の格好のままだから
あたってます
胸
162人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あおのすけ | 作成日時:2016年2月2日 21時