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バイト帰りの臣くんを自宅に招き入れると


案の定料理の品数にビックリしていた



臣「え?いっつもこんなにあんの?」



正直に話すと

手で顔を隠しながら後ろ向いた臣くんが不安になり
顔を除くと
耳が赤くなっていた


臣「見んなよ!」


ギュっと抱きしめられ
耳元で


臣「あんまかわいいことすると俺抑えきかなくなるよ?」


変態な兄がいるから
その意味がわからないほど鈍感じゃない


「いいよ」


ビックリした顔して体が離れたと思ったら


唇を奪われた


何度も何度も角度を変え



文字通りむさぼりつくようなキスに腰が砕けそうになった



今まで付き合ってきた男なんて比べ物にならない



キスの上手い下手ってなんだろうと思っていたが


今までのは
所詮お子様のキスだったのだと気づかされる



それほど激しく



想いがこもっていた




臣「後悔してもしらね〜よ?」


「うん」


そのあとの行為も

激しいのに臣くんの愛情が伝わってきて

気持ちいいとはこういうことなんだと実感する




今までの経験は形だけのもので



本当の愛を知った気がした

34  ~臣Side~→←32



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作者名:あおのすけ | 作成日時:2016年2月2日 21時

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