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31  ~臣Side~ ページ31

正式に付き合いだした俺たちだけど



実際は何も変わっていない



一緒に登下校、バイト



あれから1か月経ったけど恋人同士がするようなことは何もしていない



変わったのは肩書だけだろうか


俺の中の肩書が変わっただけで、周りからは


え?今まで付き合ってると思ってたって話しなだけで


なんにも変わらない







Aも最初は土日のバイトメインのはずだったのに


哲也さんと啓二さんがAが来てくれてから客も増えたけど
なんでも任せられるからダンスの時間がとれるようになった!
と、平日も平気でシフト入れられるようになってから
1日使ってのデートなんてもっての外状態だった


敬「お前ら付き合いだしたんだよな?
もうヤった???
え?まだ?
大丈夫なの???」


俺のバイト先に現れたと思ったら急にこんな下世話な話をしてくる

Aの気持ちを大事にしてるだけなのに


敬「そんなにそそられない?うちの妹」

「いや、そういうんじゃないっす」

敬「じゃあ今日俺家帰らないから家使っていいよ!」


ポンポンと俺の肩を叩くと満足げに帰っていった
Aは本当にあの人と同じ血が流れているんだろうか?
まともでよかった



その日のバイト終わりにAの家で飯食うことになっていた
何気に手料理は初めてで楽しみだ

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作者名:あおのすけ | 作成日時:2016年2月2日 21時

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