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隆「久しぶり!なんか今日ここに来たら会えるような気がして」



なんで…



隆「本当に会えた」


ニコニコ笑ってる隆二がそこにはいるけど、
なんで?しか出てこない

私の思考回路は停止している


隆「この前さ〜敬浩さんのとこ行ったんだけど…」


知ってるよ…


隆「でさ?あの後連絡きたの!!そしたらすげ〜じゃん!!
モデルだって?
も〜水臭いな〜言ってよ!絶対見に行くから!!」

「うん…」

隆「…なんで教えてくれなかったの?
俺、Aから直接聞きたかった」


急に寂しそうに私の目を見て言うからドキッとする


隆「連絡も全然ないし、俺らってそんなもんだった?」


悲しそうに私を見つめたまま目をそらさない


違うよ。私が隆二の望む親友になりきれる自信がなかったから
これで毎日のように連絡とったら離れた意味がないでしょ

少なくとも離れてたから隆二と秋奈ちゃんのことを考えずにすんだ


要は私が楽になりたかっただけ

想いに鍵をかけたんじゃない
鍵なんかかけれなかったんだ
気持ちをむりやり押し込めて見て見ぬふりしただけ



私は逃げただけ





今隆二に会ってわかった



やっぱり好き
隣にいるだけでドキドキする



何も言わない私にフッと優しく微笑んで


隆「じゃあ〜今日からまた連絡しよ?
こういうのはキッカケが大事だからね〜
今日何があった〜とか?俺に教えて?
Aのことちゃんと知っておきたい」


どういうつもりでこの言葉を言っているのだろう



秋奈ちゃんいるくせに…

26  ~臣Side~→←24



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作者名:あおのすけ | 作成日時:2016年2月2日 21時

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