今日:7 hit、昨日:2 hit、合計:204,824 hit
小｜中｜大
14 ~臣Side~ ページ14
土曜日に珍しく少し休憩時間がとれた
いつもの哲也さんのとこのコーヒーを待っていると
哲也さんとコーヒーと一緒に入ってきたのはAだった
話を聞いていると
今日からカフェでバイトっつってたけど
哲也さんのとこだったのかよ
ガラにもなく運命って本当にあるのかもって
思ってしまった
初めて会ったのは半年ほど前だった
まだあの時は高校生だった俺とA
コンビニに行くときエレベーターに乗り合わせた
ただそれだけ。
なのになぜか気になって意味もなく近所を散歩したりして
偶然を装って会えないかと家から出歩いてた時もあった
あのマンションから出てきたから住人か、住人の友人、恋人？
また会えると思ったが全く会えなかった
その間は寄ってくる女の子の誘いには乗るが
どこかであの時の子を考えていた
今思うともうあの時に一目ぼれしていたのかもしれない
次に会った時は敬浩さんの横にいた
敬浩さんの彼女だと言われたらあの階からエレベーターに乗ってきたのも納得できた
だけど、彼女じゃなく妹だった
チャンスだと思った
次に見たのは大学
同じ大学だったことに驚いたが
隣には不釣り合いな女が２人
その2人が影で
Aが友達だって言えば合コンいい人集まるって言ってるのを聞いたときは
そんなお前らには一生いい男なんかできねーよと思いつつ
こんな奴らから離してやりてーと思った
そんなときに事件は起こった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 162人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あおのすけ
| 作成日時：2016年2月2日 21時
