First Love ～R～ (ページ8)

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朝学校に着くと

いつになくデレデレして気持ち悪い隆二

顔に締まりがない

「ねぇ？アレどうしたの？」

健「あ…Aは知らんほうがええ」

「え？じゃあエリちゃん教えて？」

E「ほんとに知らない方がいいこともあるよ？」

「はぁ～もういい！！本人に聞く」

健「ちょ！！」

E「待って！！」

呼び止める２人を無視し隆二の前まで行く

「隆二どうしたの？」

隆「お！！！A聞いて！！
俺運命の子と出会った」

「…はぁ？」

隆「昨日さ？あの猫無事だったかな～って事故った場所の近くまで行ってみたんだけどさ」

「うん…」

やばい、嫌な予感しかしない

こんな時こんな予感だけはなぜかあたるんだ

健ちゃんとエリちゃんの言うこと聞いてたらよかった

２人は私のことを思って言ってくれたんだよね

そんな私とは相反して

目の前のこの男はテンションがどんどん上がっていく

隆「そしたら～～～あの猫ちゃんいたんだよ！綺麗な子と一緒に」

「まじ？それ運命じゃん！！」

やっぱり聞かなきゃよかったと思いながらも
条件反射のようにノる私もどうなんだ…

隆「やっぱAはわかってくれると思ってた
ELLYと健二郎君は「はいはい」って感じでさ～
話題変えようとするんだ～
やっぱりAは違うな」

満面の笑みで肩を組んでバシバシ叩いてくる

いたいって

バカ力が…

本当は

叩かれた肩よりも胸の方が痛かった