First Love ～R～ (ページ6)

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いつもの公園

はぁ～～

健「ため息ばっかついてんと～幸せ逃げるで？」

目の前に立つイケメン

「健ちゃん…」

健「大丈夫か？」

「いつもありがとね！大丈夫だから」

健「ELLYも心配して来たがっててんけど、隆二も行く言い出すやろ？
だから今は隆二の相手してくれとる」

「ありがと。

私は幸せものだね

こんなに心配してくれる仲間がいる」

恋心には気づいてないけど、

大事におもってくれる人もいる

兄達もいる

これ以上望んだら罰があたる

健「前から聞きたかってんけど、この公園なんかあるん？」

「うん…」

健「いつも花も咲いてない木見てるやん？」

知ってたんだね？

私が何かあった時にここに来ていたこと

「知ってる？あのサクラの木の下で3年前殺人事件あったの…
その被害者の子がね、

あの木の下に
たま～に現れ…」

健「ちょ、ちょ！！
それマジなん？
はよ！帰るで！！
もうじき日も暮れるからな？」

必死な顔で私の手を引っ張って公園をでる

健「A！あないなけったいな場所もう行ったらあかんで？」

幽霊は出ないよ…あんな明るい時間に人もいるのに…
あんな子供だましな嘘を信じちゃって

「ぷっ」

クスクス笑う私をみて健ちゃんと繋いでた手が離れ顔を覗き込まれた

健「なんで笑うん？」

「ごめん。健ちゃんが本気にするから…」

健「え？嘘？あ～ビビった～～」

ミュージカル並みなオーバーリアクションで反応してくれる

本当こんな素敵な仲間がいて私は幸せ者だ