First Love ～R～ (ページ5)

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健「今日カラオケ行く人～？」

E「は～い！！」
「は～い」

健「よし！！３人でいこ～♪」

隆「はぁ？俺も行く！！」

E「え？この前の彼女は？
一回も一緒にいるとこ見てないけど？」

隆「んなもんとっくの前に別れたけど？」

「はぁ？？付き合いだしたの３日前でしょ？
とっくの前っていつだよ？」

隆「おととい？？」

健「なんでや？」

「無理やりヤろうとして振られたの？」

E「ちょ。Aちゃん、仮にも女の子がそんなこと言っちゃダメ」

「仮にもって…
で？隆二無理やりはダメだよ？」

隆「ちげ～よ！
なんかグチグチうるせ～から別れた」

E「え？そんなすぐ別れるようなこと言われるの？」

隆「毎回毎回俺の周りにいる女は同じこと言ってくる。
なんなの？」

健「なんなのって言われてもな？俺ら知らんし？」

E「好きな子のわがままなら許せちゃわない？」

隆「いや、怒ってる意味がわかんねぇもんはどうしようもないでしょ？」

E「だとえば？」

隆「ん～今までのヤツら全員最後にはAと私どっちが好きなの？って言うんだよね」

「え？私？」

隆「そんなのさ？比べられね～じゃん？
Aはダチだし、
そもそも同じ秤の上にのせれね～だろって！」

わかってはいたけど

やっぱり胸は痛い

隆二にとってはダチの１人

友達として大事にしてくれるのは嬉しいけど

私はそこどまりだ

彼女にはそれ以上の特権があるのに…

健「で？どう答えたの？」

隆「そのまま。
そしたらあんまり一緒にいないでとかいうの！！無理だろ？
Aはダチだけど、敬浩さんにも頼まれてるし
なんかさ～
妹みたいなもんじゃん？」

やっぱり隆二は残酷だよね…

妹って…

私は隆二のこと兄だなんて思ったことないし

私の兄は敬浩くん１人で、あなたではありません

バーカ

隆二はまだ喋っているけど

全然耳に入ってこない

見えるのは心配そうな顔してこっちを見ている

ELLYと健二郎

いっつもごめんね

私は大丈夫だよ？