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さっきまでだらしない顔して携帯見てたのに
なんなんだろう
急にそんな期待させるようなこと
ちょっと泣けてきた
健「なんやねん！別にAは隆二のもんやないやろ？」
私が泣いてるのがわかったのか
強く抱きしめる力は弱まったものの私の顔が隆二に見えないように
クッと顔を健ちゃんの胸に押し付けられる
だから今、
隆二がどんな表情をしているかなんてわからない
隆「Aは俺の一番大事なヤツだから。
Aが嫌がることしてるヤツは許さないよ？
いくら健二郎君でも」
健「(だれがやねん)」
私にしか聞こえないような声で言うが
バれたらどうしてくれんのよ…
健「あ！でも隆二大丈夫やで？Aは俺の事好きやから
全然嫌がってへん！」
なんてことを！！！
隆「！！！！え！まじ？？
ごめ！
俺知らなかった」
おい！こら！
信じちゃってるじゃん！！
誤解を解こうと健二郎から離れると
クルッと反転させられ後ろから抱きしめられる
健「俺ら仲良しやもんな〜？」
いや、友達として好きだし、仲はいいけども…
ちょっと勘違いが…
隆「！！！！！！」
すっごいビックリした顔の隆二
隆「ちょ、まじ？
…いつの間に…
俺そんなこと知らずに…ごめ…まじか…」
何にそんな動揺してんの？
てか勘違いって言わないと
「あのね…」
隆「も〜Aも言ってよ！！ずっと特定の彼氏出来ないから心配してたのに、
そっか！健二郎くんのこと好きだったのか！
うん！！！健二郎くんなら安心して任せられる！！！」
いつになくよく喋る隆二
じゃない！！！誤解だ！！！！！！
「だからね？」
隆「あ！ちょっと俺トイレ！！」
え・・・
誤解を解かせてくれ…
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作者名：あおのすけ
| 作成日時：2016年1月27日 2時
