First Love ～R～ (ページ11)

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放課後隣のお嬢様校の校門前で出待ち

いつになく険しい顔の隆二

「ねぇ？その顔なんとかならないの？」

隆「え？だって緊張すんじゃん！！」

「女の子達怖がってるから…」

あまりの緊張の為

元からイカツイ顔なのに

更に眉間に皺よせていて

おまけに着崩した制服に腕組んで立っていたら

誰もがかかわりたくないと思うであろう

校門を出るのをためらって帰れなそうな子もいれば

目を合わせないようにそーっと横を通る女の子達

隆「ちょ！A俺変じゃない？」

十分変だよ

てかこの乙女誰だよ！！！

「なに？じゃあ帰る？」

隆「いや。せっかく来たしもうちょっと…」

男の隆二だけだったら確実に警察に通報されてたんじゃ…

『あの…Aさんですよね？』

「え？」

急に声をかけられた

でも

こんなお嬢様校の知り合いはいない

『あの、私去年Aさんに助けてもらったんです
あの節は本当にありがとうございました』

話を聞いていると去年絡まれて困ってた所を私が助けたらしい

度々あることで覚えていなかったが話を合わせておく

隆「なに？また俺居ないところでそんなことしたの？
あぶね～からやめろっていったじゃん」

さっきの乙女から一転

また男らしい隆二が復活していた

「昔の話だし？それでこの子が助かったならいいじゃん！ね？」

その子に同意を求めていると
とおくから

『ごめ～ん。遅くなっちゃった！！！』

そういってこっちに走ってくるかわいい子

その瞬間隆二の雰囲気がまたも一転

目がハートだ・・・