First Love ～R～ (ページ2)

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E「隆二～女の子が呼んでる♫」

隆「おぅ」

また告白か…

はぁ～

女の子の所まで行く隆二の後姿を見ながらため息をつく

健「ええの？せっかくフリーになったばっかしやったのに…」

そう、隆二はモテる

喧嘩は強いしやさしい

おまけにあのルックスだ

極めつけは告白されたら断らない

「どうせまたすぐ別れるよ」

健「そ～は言っても辛いんAやろ？毎回毎回」

隆二のことが好きだと自覚したのは中学生の時だった

でも肝心の隆二が私のことを完全に恋愛対象にしていないため

どんどん片思いの期間だけが伸びていく

その間隆二は元カノの数をどんどん更新していっている

E「お！おかえり」

隆「ただいま」

「今度は誰ちゃん？」

隆「ん～なんだっけ？…２年の子」

付き合うんだからその子の名前ぐらい覚えてあげなよ…

私の方が隆二の歴代の彼女の名前を言える自信がある

それほど私の目の前で隆二は出会いと別れを繰り返している

隆「今日敬浩さん達の所いかね？」

E「彼女はいいの？
今日付き合った日なのに一緒に帰ったりしないの？」

隆「え？そんな約束してね～し、俺はお前らといたいし」

いっつもこんな感じで私たちを優先してくれるから

彼女になれなくても安心している所もある