73話 ページ41
、
Aside
「ミッドナイトさん、降参します」
「…えっ、え、いい…の？」
フラフラとおぼつかない足で爆豪くんの上から退く。
歯を食いしばる。
はーっはーっと荒い息と震えを隠す。でも声だけは震えてしまう。
爆豪くんは俺の肩を掴んだ。
何か言ってるみたいだけど、その声は耳に入ってこない
だめ、やめて
触らないで
拳をあまりの力で握った為血が滲む。
すると懐かしい声が耳に入った。
「…随分苦労してるみたいだねぇ
A」
オレンジの髪、優しい声色。
ぴょこぴょこと浮かぶアホ毛
「…な、んでここにいるの？神威くん…」
居るはずのない神威くんは、入場口に傘を差しながら歩いてきた。
辺りはまたザワザワと騒ぎだす
「ちょーっとお侍さんを脅…に聞いてここに来る道教えて貰ったんだ」
「脅したんだね…でも今は、だめ。帰って」
ヒーロー達の為の体育祭なのに、これ以上部外者が滅茶苦茶にしてたまるか
神威くんは笑みを消して冷たい顔をした。
そして爆豪くんに向かって発泡した。
「爆豪くん！！！」
本物の銃声に体が固まる爆豪くん。
俺は爆豪くんに思いっきり体当たりする。
足に弾丸がピンポイントで貫く。
その熱い痛みに心臓が煩くなる。
はーっと我慢していた熱い息を吐き出す。
「…すみません。今直ぐこいつ外に出すんで、10分だけ待ってください
爆豪くんの救護と避難、頼みます」
血に染まった気持ち悪い包帯を歯で引きちぎる。
俺は声もかけずに神威くんに拳を突き出す。
その拳は鳩尾には入らず、神威くんの拳によって止められる。
お互いの拳からどっちの血かわからないほど血が吹き出る。
ブワァッと会場に圧がかかる。
其処からは殴り殴られお互い傷だらけ。
「ここは俺ら夜兎なんかが暴れていい場所じゃないんだよ！」
後ろに周り後頭部を蹴り上げる
足がふらついた神威くんの顔をを掴んで地面にめり込ませた。
そしてさらに奥にバキバキと頭を埋めていく。
流石に脳震盪でも起こしてると思ったけどそれは間違いだった。
「ぁ」
顔に触っていた手を掴まれて俺は外野に投げられた。
……
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花 苑(プロフ) - ヒビキさん» すいませんバグでした。ごめんなさい！女体化夢主くんはずっと書きたかったんでそう言っていただき嬉しいです！続きもよろしくお願いいたします！ (2017年8月25日 1時) (
レス) id: 1635ce11be (このIDを非表示/違反報告)
花 苑(プロフ) - フユキさん» すいません…なんかバグっちゃいました。直してるうちに何回も何回も通知が行かれたかとおもいます。申し訳ありません！ (2017年8月25日 1時) (レス) id: 1635ce11be (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ(プロフ) - あり？同じ話が2つ？それより女体化ごちそうさまです！ありがとうございます！恥ずかしがる夢主君可愛い…！！あっ、ごちそうさましちゃダメだ！しっかり続きも見させていただきます！ (2017年8月25日 0時) (レス) id: b814e0d67a (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - なんか、同じ話が3つありますよ？ (2017年8月25日 0時) (レス) id: 3b75a384a9 (このIDを非表示/違反報告)
花 苑(プロフ) - 朝ナギちゃんさん» いつかやると思ってました…ご指摘ありがとうございます！がんばります！ (2017年8月24日 18時) (レス) id: 1635ce11be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花苑 | 作成日時：2017年8月17日 14時
