48話 ページ25
、
「つ、かれた…」
「お疲れ」
あれから救護訓練をして、俺の体はバッキバキのボロボロ。
子供は元気やねぇとくにてつてつ君。
何あの子。脳筋?
職員室の自分の椅子に座ってだらける。
職員室は相澤先生と俺のみ。
あー報告書作らな…
「…お前、煙草吸ったか?」
「え、臭う?」
「…なんか、キツイ匂いする」
うそん、とジャージを鼻につけるもわからない。
「…わからん」
「重症だな。何本吸ったんだよ」
「一本」
どんだけキツイ煙草なんだ…と呆れられる。
「でも吸ったん三ヶ月ぶりやで。」
そう言ってファ○リーズをジャージに吹きかけた。
「…1本」
「ん?」
それは1本くれ、と言う意味だろうか。
ポケットから赤い缶を取り出して相澤センセーに投げた。
…
「俺の特等席やったのに…ここおったら最近いろんな人に会うわぁ」
本日2本目のそれを吸う。
せっかくファブ○ーズしたのに意味無くね?
「ど?うまい?」
「未知の味がする」
「ふふ、未知の味かぁ…」
前にオールマイトさんが吸った時は咳しまくってたけど、センセーは咳1つせず平然とした顔で煙を吸う。
「…センセー、煙草似合うなぁ」
渋い。
「お前もな」
「え、俺めっちゃ意外!って言われるんやけど」
「いや、お前のはなんっつーか…」
じ、と顔を見られる。
…いや、やっぱなんでもねえ。とすぐに顔を背けられたけど。
変なの。
「?」
「…気になってたんだけどよ」
「なに?」
「お前とファットガムってどういう関係?」
俺は口から煙草を落としかけた。
……
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作者名:花苑 x他1人 | 作成日時:2017年9月6日 16時