KZ 転校生は知っている。

経済 ページ42

相変わらず人気だなぁ〜。




A「でも、今回の試合、秀明が勝った方が平和よね。」



七鬼「！どうして？」




Aさんは、さっきの事は気にせず、普通に話す。




A「HZが負けた場合、話題になるのは、『惜しくもまだKZには及ばなかった。』」



小塚「そうか。HZの方が後にできたもんね。」




？どういう事？



A「仮に、KZが負けた場合、『HZが勝った！これからはHZの時代だ！』極端な話ね。」




小塚「HZは今回負けても、まだ日が浅くて、ハンデのように思われる。」



七鬼「その点、元からの秀明は負けられないと。」




なるほど。




小塚「サッカーチームは宣伝も兼ねてるからね。今回負けたら、塾側から圧力がかかるよ。」




何！？みんなそんな目でサッカーの試合見てるの！！




小塚「実際、秀明から移った人が多いから、美門みたいにね？ハンデはそこまでないけど。」





ダッダメ。ダメ！！！！そんな事言われるとKZの方が応援したくなっちゃう！





彩「で、でも、今回、私たちは、探偵チームKZの応援にきてるんだよ！！」




A「すっごいチーム愛。眩しい眩しい。」









Aさんは、本当に依頼を取り下げてしまうのだろうか。

今までだって、散々調査では行き詰まり、またやっては行き詰まりの繰り返しだった。





解決できなかった事件なんてないのに。







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すっげ。レベル高いなぁ。



しかし、KZの方は厳しいぞ。点差はつかないが、追いつき追いつきだ。




逆転の見込みもあるっちゃあるが、





あっ！HZ！



ああ。オフサイドライン。



ダメだよぉ〜そっちにパスしちゃ。




オフサイド！！



フリーキック 取り返せるか。




『キャーーーーーーーカッコいいーーーー』



歓声の代わりに歓喜の悲鳴か。






灰原「随分見入ってるわね。」




コナン「ああ。なかなか面白いぜ？ほら、あそこの灰色のー」
灰原「私はいいわ。」






おいおい。なんのためにきたんだよ。




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小塚「オフサイドだ。」


彩「おふさいど？」



七鬼「フリーキック。」



『キャーーーーーーーーーカッコいいーーーーー』






サッカー歓戦って、こんなふうだったっけ。

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