形成逆転 ページ15
Aさんが転校してきて二日目。
昨日と同じで、女子の雰囲気わるいのかな。
でも！今日は私、Aさんとはなす。ボッチにはさせないよ！
ガラガラ(ドア)
ほらね。女子でよってたかってAさん無視してるよ。
でも、そんな私の心配は、いらないことになるんだ。
「聞いた？波都橋さん。バスケの」
「そうそう。部のエース、美門君のガード抜いたんでしょ？」
「でね？その後二人で語り合っててさ、ちょー絵になったわ。」
それは体育の時間。男女で別れてバスケットボールの単元だったの。
でも、男子が一人欠席で、代わりにAさんがはいったんだ。
そしたら、バスケ部のエース翼のガードを抜いてシュート。すごいでしょ？
2時間目の数学では、もっとすごい。転校早々居眠り！
で、その腹癒せに、先生が無理難題を押し付けても、唸りもせずに答える始末。
先生？口開きっぱなしですよー？
こうして、お昼までには《Aヒロイン伝説》
が作られたんだ。
途中で翼とAが知り合いということも広まり、女子が押し寄せたんだ。翼目当てで。
ほんと。ひどいと思う。
そして、お昼休みでは1日遅れた転校生質問攻めが行われてた。
一緒に食べようと思ってたのに。
仕方が無い。いつものように、マリンと屋上で食べるか。
マリン「おい立花。」
あ。マリンだ。
マ「あんなかはいるぞ。」
そう言ってAさんの机周りの人だかりを指差した。
転校生の情報が、マリンも欲しいみたい。
彩「わかった。」
そして、人集りの後ろのほうで、聞き耳を立てた。」
「部活ってはいる気ある？」
A「う〜ん。どっちでもいいかな。」
あ、話し方が、今日は気取ってない。
「うちの学校強制だよ？帰宅部ないの。」
「そうなの？」
「じゃあさ、どの部入りたい？第三希望まで教えて？」
A「そうだな〜。第一希望がかるた部で、第二希望がバスケ部。第三希望が文芸かな？」
「かるた部？何すんの？坊主めくり？」
A「まさか。競技かるただよ。ほら、よくお正月に、名人・クイーン戦ってやってるじゃん」
「え〜知らな〜い。」
「浜田かるた部ないよ？」
A「えっ？そうなの？ならバスケ部かぁ。」
「残念ながら、浜田、女子バスないんだわ。」
A「ウソ。第一第二とないっ！でもまさか。文芸部がないとは言わないよね？」
「文部ならあるよ？」
A「なら私、文芸部にする。」
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匿名 - 作者の部屋を密かに楽しみにしながら読み進めてるwww (2020年3月26日 13時) (
レス) id: 668208e396 (このIDを非表示/違反報告)
茉矢 - ありがとうございます！！！ (2019年11月30日 20時) (レス) id: 21f7438531 (このIDを非表示/違反報告)
上若彩忍 - 更新楽しみにしてます。 (2019年10月28日 22時) (レス) id: 1dfff9993e (このIDを非表示/違反報告)
茉矢 - ありがとうございます！！我ながら、ネーミングセンスがないのがw面白くなって良かったですww (2019年6月17日 19時) (レス) id: efa1417f75 (このIDを非表示/違反報告)
あずき♪（チームあみ） - 作者の部屋めっちゃおもろいｗゆ、悠ちゃんwww (2019年6月15日 17時) (レス) id: ab8cadff73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉矢 | 作成日時：2019年4月12日 22時
