17. ページ18
.
パッキョン Side
ヌナの顔つきが一瞬で変わって、携帯をテーブルに伏せた。
「ヌナ、グォニから？」
そう言ってもヌナは答えないまま、ハァって言いながらロック解除をして俺らに文面を見せた。
ジホ「なんだよこれ」
「グォニなんかあったんだよきっと。断れない理由」
ヌナの悲しむ顔は見たくないからすかさずフォローをする。ヌナは笑顔が似合っていて、俺らがヌナをおちょくってそれに対してちょっかいをかける、そんなヌナが好きだ。
でもヌナは項垂れたまま、一向に顔を上げない。
何かヌナが一瞬でも忘れるようなことを考えていた。
「…ヌナ、俺らとパァーっとカラオケとかどうですか？好きじゃんヌナ」
そうするとヌナはガバッと顔を上げて、
『…いく』
ヌナは目を擦って、俺らに無理に笑いかけた。
.
.
.
あのことがあってヌナにお会計してもらうのは気が引けたので俺とジホは自分の分は自分で払った。
『奢るってば』
「ヌナというか女に払わせる馬鹿な男どこにいるの？」
ヌナはクスッと笑ってくれてくれて、俺の頭を撫でた。
3人でたわいもない話をしながらカラオケ店に向かっていると、
ユグォン「Aヌナ」
タイミング悪くヌナの落ち込んでいる元凶が現れた。既に女の子は帰っていて、ユグォンは俺らを見ると一瞬にして機嫌が悪くなった。
『…なに』
ユグォン「なんでこの2人と一緒なの」
『別にいいじゃん。グォニ先帰ったし』
ユグォン「仲良いのは分かるけど内緒で3人で遊ぶって。俺はそういうのすごく嫌」
『…は？ユグォンだって女の子と帰ってたじゃん。キョンもジホも見たんだから』
ユグォン「あれは…」
『言い訳なんか聞きたくない。2人っきりで帰る方が神経どうかしてる、ごめんジホキョンまた誘って』
そう言って踵を返して帰るヌナ。
ユグォン「…待って！」
そう言ってヌナの腕を掴むユグォン。
『今、頭ぐちゃぐちゃしてるから…離し、て』
声を震わせて涙を堪えるようにしてヌナは言った。
ユグォンはなす術もなく腕を離してぼーっとヌナの背中を見つめていた。
.
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 91人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なっつん - はじめまして！楽しみに読ませてもらってます♪私はミニョク、ユグぺんなのでドキドキハラハラしてます//∇//)更新楽しみに待ってます！ (2015年6月13日 2時) (
レス) id: 5f482d0c38 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - >>あみゅさん 感想ありがとうございます；＿；処女作で拙い文章ですが楽しんでいただけてすごく嬉しいです；＿；学校やバイトが忙しくてなかなか更新できなくて本当にごめんなさい；＿；これからも頑張りますのでこの作品をよろしくお願いします！ (2015年5月21日 13時) (レス) id: 9e61103483 (このIDを非表示/違反報告)
あみゅ(プロフ) - ナナさんはじめまして。あみゅと申します。本当にいつも更新を楽しみにしています！ナナさんの書かれるユグォンに胸のときめきがおさえられません！続きを楽しみにしています！お忙しいこととは思いますが、頑張ってください！ (2015年5月19日 18時) (レス) id: 6b0d65b9e0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナナ | 作成日時：2015年4月25日 22時
