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ようやく全部が終わり
22時を過ぎた頃にオフィスを出る
駅組の
私と菊池と岸くんは
徒歩組の
中島先輩と松島くんと別れる
「(A)、ちゃんと二人に送ってもらえよ？」
「言われなくても送るっつーの」
「それを心配してんだよ」
「余計なお世話だ。行くぞ、(A)、岸」
先輩と軽く言い合いをして
歩き出した菊池に
私と岸くんも慌てて続こうとする
「先輩、有難うごさいました」
私がそう頭を下げると
振り返って菊池も頭を下げた
なんだかんだ言って
きちんと感謝しているらしい
不器用だな(笑)
二人と別れ、
菊池と岸くんと３人で歩く
すると、いきなり菊池が
「あっ！」
と声を出した
「びっくりした…なに？」
「スマホ忘れてきたわ…最悪…」
そう言って
この世の終わりかってくらいに
暗い顔をする菊池
「ああ〜ふーまくんドンマイっす…」
「うるっせえ岸！」
「お前、ちゃんと(A)送れるな？」
「もちろんっす！任せてください！！」
「なんかあったら
お前が中島に殺されるからな？」
「だ、大丈夫っす！！」
「んじゃ、悪ぃふたりとも！」
ダッシュで来た道を戻る菊池に
手を振って
岸くんと二人で歩き出す
「今日はありがとね」
私がそう言うと、頭を掻く岸くん
「いや〜、俺、ダメダメっすね」
悔しいという感情が
そのままむき出しにされたような
クシャッと皺を寄せて
少し苦しそうな
そんな表情
「…どうして？」
岸くんの
どこがダメダメだったのだろうか
あんなに真剣に
仕事を手伝ってくれていたのに
聞いてみたが、返事はない
チラッと見た横顔が
あんまりにも切ないから
よほど落ち込んでいるのだろうか
と、察してしまうほど
そんな微妙な空気が
漂うタイミングで
良いのか悪いのか、
最寄り駅に着いてしまった
「先輩、どこで降りるんすか」
「あ、えっと○○だよ」
「俺の二つ先っすね！了解っす」
ホームにふたり、電車を待つ
どちらかといえば
田舎方面だからなのか
私と岸くんのふたりしかいない
理由、教えてくれないんだな…
なんだか
少し寂しさを感じる
ちょっとくらい
頼ってくれてもいいのに
寧ろ その方が嬉しいのにな
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uk1119(プロフ) - いっくさん» 嬉しいお言葉、、ありがとうございますこれからもぜひよろしくお願いします（＾ν＾） (2018年11月16日 22時) (
レス) id: 84823f9f62 (このIDを非表示/違反報告)
いっく(プロフ) - 更新めっちゃ嬉しいです！岸くん大好きなの、これからのお話し楽しみにしてます♪ (2018年11月16日 17時) (レス) id: c15603ea35 (このIDを非表示/違反報告)
かめちか(プロフ) - 名前変換が変わらないのですが、改善は可能でしょうか…？いつも更新楽しみに読ませて頂いています！これからも頑張ってください(*^^*) (2018年9月22日 0時) (レス) id: aa7531aaf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオイブルー | 作成日時：2018年9月17日 17時
