36話 ページ7
夢主side
訓練室を壊してしまった。Σ(゚д゚lll)
忍「鬼怒田さん、悪いが壁を修復してくれ。」
悪いね、鬼怒田さん。急いでいたもので。
私は、基地に侵入してきた勇気ある黒トリガー使いと目を合わせた。
?(なんだなんだぁ?突然出て来やがって……左側は多分玄界のボス猿だな。じゃあ、右側の雌猿は……
……こいつ、すげぇイケてるツラしてんな。……って⁉何考えるんだよ⁉玄界の雌猿ごときに……)
うわっ。サイッテー。ひっど。(褒められたのは嬉しいが、これは本当の姿ではないのでなんか複雑だよね……)
忍田本部長が近界民に攻めかかる。身体中に散らばっているコイツのトリオン供給器官のダミーを切っていく。私も"海光"を変化させ、無数の短剣を作り、放った。
近界民が身体を気体化させたので、空調を全開にして押し戻してやった。ざまみ!
しばらく戦っているうちにだんだんいろいろと分かってきた。
……このエネドラっていう近界民は……
『あなた……ここに来るべきじゃないわ……自分でもよく分かっているんじゃない?』
本当はここに来るはずじゃなかったわけだ。
エ「ああん?なんだぁ?雌猿の分際で。なんでおめぇにそんなこと言われなきゃなんねぇんだ?」
エ(この雌猿……なんでそんなこと知ってやがんだ?)
ガキンッ‼
エ「ぐ……ぐあぁぁぁぁぁ……」
私の話に気をとられた隙に忍田本部長の旋空弧月が決まり、最後の一つを破壊した。
諏「……す、すげぇ。マジで全部切った……‼」
と、思っていると
ボコッボコボコッ
エ「はっはっはっ‼残念だったなぁ‼」
コイツ、直前でガードから外していたのか……⁉
忍田本部長が弧月を構える。
エ「それに……」
……まずい‼
エ「今はこっちが風上だぜ……」
『忍田さん‼逃げて‼』
ザシュッ‼
近界民のブレードが忍田さんを貫く。
忍「ぐっ……⁉」
忍田さんは身体の中にシールドを張って耐えている。
『し、忍田さん‼』
そんな……
エ「っは‼ざまあみろ‼俺に一瞬でも俺に勝てるとでも思ったのか⁉なら、残念‼俺は黒トリガー使いなんでな‼」
この男……
エ「ノーマルトリガーを使っていやがる玄界の猿なんぞに負けるわけねぇだろ‼」
最低だ……
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作者名:☆黒猫☆ | 作成日時:2018年5月26日 11時