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10話 記憶の行方 ページ10

メイド服から覗く素肌が痛々しく火傷の後が残っていた

『…………………』

唯一顔から胸元までは火傷の後が残らなかったのが救いである

この傷痕は何故できたのか、自分は誰なのか、記憶がどうしてないのか、

気がつけば病院のベッドの上で点滴をした状態で目を覚ました

身寄りがなく、記憶もない私は退院後、横浜の町をさ迷う、途方に暮れていた所を
カフェの持ち主である、お爺さんと叔母さんが私を助けてくれた

この恩は忘れては行けない

『よし、頑張ろう』
鏡に写る自分は何故だが悲しげに笑みを浮かべた、破棄のない女

自分であって自分じゃない私

『私は一体』

誰なんだろうか

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作者名:いなり | 作成日時:2018年1月2日 22時

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