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一話 始まり ページ1

「これ A、中也、太宰」
朝のマフィア内に声高い怒り声が響き渡る
美しいピンク色の艶やかな髪と花魁のような着物姿のポートマフィア 五代幹部
尾崎紅葉は怒っていた

「貴様らまた、悪さをしおったな!!」

怒りを露にし、ぷるぷると震える手で一人一人の頭をぶった。

「だって中也が」
第一に反論を述べたのが 太宰治
「もとはと言えば手前ぇだろ…太宰!」
意義を述べるべく、秒で反論を返す中原中也
「姐さん、私は関係ない」
そして、宮希A

「ええい、減らず口ばかり並べよって」
三人の面倒を首領直々に任されている。尾崎は頭をかかえるばかりであった。

太宰治、中原中也、宮希A
当時13歳
小さなことで口論が絶えず、すぐに喧嘩をするくせに、悪知恵だけは息があい、何かと尾崎の頭を悩ませる

そんな三人だが、いずれ夜の世界で名を馳せ、人々から恐れられるようになる

力と知恵と異能力

歴代最年少幹部 太宰治
重力使いの中原中也
そして 血濡れの鬼 宮希A

闇社会きって名をあげられた
マフィアが誇る三代勢力

彼らは、知らない
まだ知らない

いずれくる別れも

いずれくる、悲しみも

2話 夜明けの嘆き→



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作者名:いなり | 作成日時:2018年1月2日 22時

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