第十二話 会いたかった side梨花 ページ14
『私を覚えてしますか?』
いいえ。知りませんがww
『雪城春音は?』
まさかお姉ちゃん!?でも名札には一色って…
『偽名ですよ♪』
「お姉ちゃん!?」
自然と泣きたくなった。お姉ちゃんに会えたことの安心感。
お姉ちゃんのぬくもり、あの日以降感じずに生きていた。
顔を見れば、お姉ちゃんの顔。
自然と視界が虹色にゆがむ。
「お姉ちゃん!迷惑かけて…迷惑かけて…ごめんなさぁあい!」
『いいのよ。無事でよかったわ』
無事で…よかった?
『あら、最近見てないの?ニュース。』
いやいや、ニュースぐらい見てるよ。
『あなたのいた、孤児院が問題になってるじゃない?』
「嗚呼、うん。」
『その問題をあなたが流出したんじゃないかと噂があって』
え!
わっ私無実っていうか無罪っていうか…noギルディというべきか…
…でもな〜今は
「どうでもいいけどマカロン食べたーい♪」
『マッマカロン!?今!?』
うん。もちろん!
あーおいしかった♪
私の推しは茶色のチョコマカロンだな〜
そう私の意識が上の空に行っている刹那
『…うっうん。』
おねえちゃんがそう咳払いをする。
『気を取り直してだけど…』
「マカロン食べたい」←
『マカロン食べたでしょ!』
「まだ10個しか食べてない!!」
『…(十分食べたでしょ)』
まだ食べたりないお…
孤児院にいたときは…一日50個は食べてたのに、最近は食べてないな〜
『ねぇ気を取り直して、流してはいないのよね』
だからそうだって。何回言ったら理解してもらえるのかしら。
む〜イライラするわ。
『それで、院長いたでしょ。』
あぁ、怖い院長いたね。
『あの院長、闇組織と関与してたみたいで…』
通りで怖いわけだ。
『貴女にどんな事を仕出かすか分からないのよ』
まぁそうだねぇ…
『とりあえず、退院したら学校に専念しなさい』
「できるかぁああ!」
うっみんなの視線が鋭い…
私の悪いところは人見知りな癖に声が大きいところ。
大阪生まれで5歳まで大阪に住んでて、なぜか東京の孤児院に入ってこれだもんな〜
そういえば、そらさん今頃どうしてるだろう。
こうなるなら、歌い手は休止しておいてよかったな…
あの飛び降りた日以降、未遂としてちょっとニュースになってるからな…
いやになっちゃう。
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真美む目も - あ。見ちゃだめだったっぽいね。 (2017年3月8日 17時) (レス) id: 17d230bb65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅色の空&そらうさぎ x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2017年3月6日 19時