雰囲気が嫌い ページ13
そしてついに放課後。
天月たちに別れを告げてから旧校舎に向かう。
ギシギシと床が軋むがどの教室も日当りがいい。
なかなか好条件だな、サボりに使うか。←
一番奥って書いてたから、ここか……?
ガラガラッ
「あ、ようやく来たわね、遅いわよ。」
中で待っていたのは女子。
やっぱり果たし状で合ってた。
にしても二人いるのか。
「……で、何?用件くらい書いてほしかったんだが……」
「言わなくても分かるんじゃない?」
「天宮くんたちに近づきすぎなのよ。」
「今後一切、天宮くんたちに関わらないで。」
んーと、控えめに言って……馬鹿?
「……今時天宮くんは私のもの、とか流行んないでしょ。」
「は?」
「あと、天月もEveもSouもただの友だちなんだけど、96も含めて。」
そもそも私が関わんなくても向こうから来るし。
「約束しないと、何だっけ、黒木…棗?も…」
「へぇ、棗に手ぇ出すんだ?」
「な、何よ。」
少し低めの声を出すと、分かりやすく動揺する。
これは脅s……ん゛ん゛ッ、話がいがありそうだ。
「……ちょっと、お話、しようか。」
ちなみに拒否権はない。
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作者名:ふゆち | 作成日時:2021年3月27日 2時